韓国スター列伝

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ソン・スンホン

1976年生まれ。95年、ファッションブランド「ストーム」のカタログモデルで芸能界入りし、偶然このカタログがMBCテレビのプロデューサーの目に留まって96年、『男女6人恋物語』のまじめな大学生の役でドラマデビューしました。

その後97年の『あなた、そして私』では大家族の中で腹違いという出生にコンプレックスを持つ口数の少ない末っ子役で、再会した母親を深く思うナイーブな青年の演技が女性達の母性本能を大いにくすぐりました。これで一気にお茶の間の人気を集め新世代のトップスターとして急浮上しました。

くっきり、はっきりとした太い眉毛に精悍な顔立ち。思わず‘美しい’と表現してしまういい男。ユン・ソクホ監督のお気に入りで、『秋の童話』では血のつながらない妹を愛する、哀しくも切ない愛に身を焦がす優しい兄を演じ、アジア中で人気を集めました。『夏の香り』でも再びユン監督作品に登板。一段とかっこよくなり、愁いを帯びた瞳で愛する女性を見つめる、気骨ある青年役で魅力をアピールしました。ファンイベントでお会いしたことがありますが、実物も誠実を絵に書いたような爽やかな好青年で、かっこいいのに、謙虚で、清潔感があって、かっこよさを鼻に掛けていないところが好感度大でした。

しかし、なんと、2004年、ドラマ『悲しき恋歌』のクランクインを前にして兵役拒否が発覚し、ドラマを降板。過ちを犯してしまったとはいえ、その後の対応の仕方が潔かったのが救いで、しっかり兵役を済ませた後はドラマ『エデンの東』で男っぽい男の生きざまを演じ切り、花美男から大人の男に変化した魅力をみせました。

2011年の『マイ・プリンセス』では、キム・テヒとの美男美女っぷりがハンパなく、涼しい顔で自慢を語る‘うぬぼれ語録’にも大いに笑わせられて、ソン・スンホンの麗しい魅力が炸裂していました。

そんな彼の映画デビュー作は遡って99年の『ホワイトクリスマス 恋しくて会いたくて』。その後も『氷雨』『あいつはかっこよかった』などに出演しているものの、ドラマに比べて映画ではこれといったヒット作に回り逢えていませんでした。兵役を終えてすぐに出たのが映画の『宿命』。その後も『男たちの挽歌』と、男っぽい役柄に惹かれる時期だったのか裏社会を舞台にした作品への出演が続きました。『ゴースト:もう一度抱きしめたい』では日本映画にも出演。2014年『人間中毒』では部下の妻との不倫愛に身を投じる将校を演じてセクシャルなシーンにも挑戦しました。また2015年の『ミスワイフ』では、愛妻家で子煩悩の公務員というこれまでにない役柄を楽しそうに演じるなど、役の幅を広げています。2015年、イ・ジェハン監督がメガホンを取った中国映画『第3の愛』で共演した中国女優リウ・イーフェイと交際が発覚し世間を驚かせました。イ・ヨンエと共演のドラマ『師任堂(サイムダン)、色の日記』では、ヒロインを一途に愛する朝鮮時代の画家に扮しています。

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ソン・スンホンの個人的おすすめ作品

※『秋の童話』
このときは正直ウォンビン派でしたが、ドラマとしてしみじみと切ない気持ちにさせてくれる定番の名作です。

※『夏の香り』
ソン・スンホンの二の腕のたくましさにくぎ付け。愁いを帯びた紅顔の美青年ぶりが素敵です。

※『マイ・プリンセス
パーフェクト・ガイに扮しているのですべてが麗しく、作品としても華やかで切なくて満足度の高い一本。

※『男が愛する時
抑えた大人の男の魅力が炸裂。個人的にソン・スンホン史上最も魅力的に見えた作品。

※『情愛中毒』
香り立つような雰囲気がある作品で、まじめだった主人公がからめとられるように情愛に溺れてしまうさまが狂おしく切ないです。