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『ファントム』再演!

待ってました!の『ファントム』の再演。
昨年ハマって13回観てしまったほどで、
再演を心待ちにしていました。

 

これも、パク・ヒョシンが、
私の思い描くこうあってほしいというファントム像に
ぴったりでして、
今回もパク・ヒョシン中心に見ました。

 

パク・ヒョシンの歌声は、ザザザーと迫ってくるというか、
‘太い線’ どころか、
‘面’ で迫ってくる感じの圧がありますね。
すごい肺活量で、まったくぶれない安定の大声量。

細い体なのにどこから出てくるんでしょう、あの分厚い歌声は。

歌声だけでなく、
パク・ヒョシンは、雰囲気的に
イ・ジョンソクに重なるところがあるので、
イ・ジョンソクファンでしたら
パク・ヒョシンはビジュアル的にもストライクかと思います。

 

繊細で傷つきやすくて芸術家肌だけど、
恋には初心で…という、少年性を持った
母性本能を大いにくすぐるファントム像は今回も健在です。

そして、相変わらず、
歌もバレエも演技も華やかな見せ方も素晴らしかったです。

オペラ座を舞台に
オペラ歌手を目指す女性と
彼女を指導するファントムが出てくる作品ですから、
ヒロイン役には現役のオペラ歌手や
声楽出身のミュージカル女優がキャスティングされていますし、

ファントムの生まれたいきさつを説明するシーンは
バレエで演じられるのですが、
そこにも国立バレエ団やユニバーサルバレエ団出身の
スターダンサーが情感たっぷりに踊ってくれて、
全てにおいて本物感がハンパないのです。


『モンテクリスト』にしろ、『ファントム』にしろ、
このクウォリティーの高い舞台を生で見られる幸せを嚙み締めました。

 

今回は見られませんでしたが、
『アイーダ』とか『ボディーガード』とかも含めて、
あっちでもこっちでも、すごい歌うまさんたちによる
すごい舞台が繰り広げられているわけで、
韓国の観客たちはこの幸せをわかっているのかしら?
と羨ましく思ったのでした。

 

というわけで、
この素晴らしい舞台をぜひ体験してほしいなあと思いまして
来年の2月10~12日で、
『モンテクリスト』と『ファントム』を
私の解説付きで一緒に見るツアーを企画したわけです。

→→ こちら

 

みんなで一緒に見ると祭り感覚も加わって
楽しいんですよ。
見終わったあとも希望者でお茶飲んで語り合うのが
また楽しいですしね。

 

ご興味ある方はぜひご検討くださいませ!

 

(2016年12月21日執筆)