韓流ソムリエ 田代親世の韓国エンタメナビゲート

アミューズ・ミュージカルシアターで９月６日から始まる
『恋の駆け引きの誕生』に主演する
チョン・ソンウさんとユン・チョウォンさんにもインタビューをしました。

ドラマ『薯童謠（ソドンヨ）』でも知られる
百済の王子ソドンと新羅のソンファ姫の話を題材にして
コミカルに仕上げたこの作品で私が楽しみにしているのは、
ソドンを演じるチョン・ソンウさん。

去年、「サムチョン～亡国の花～」というミュージカルを見て、
「少女マンガから抜け出してきたような優男でいい！」
と気になっていた人なんです。

鼻が高くてすらりとした雰囲気イケメンで、
とても好きなタイプ（笑）。
ソドンはプレーボーイとのことですが、
チョン・ソンウさんは日本でも上演された
サスペンスフルなミュージカル『スリル・ミー』に
直前まで出ていたということで、
「相手に愛憎を感じている役だったので、
その強さを抜いていくのに今、とても苦労しています」
と言っていました。

『スリル・ミー』も似合う俳優ということだけでも
期待が高まります。
もともと演劇をやるのが夢で、
学校でも勉強したそうですが、
軍を除隊後にオーディションを受けようとしたら、
演劇では自分のような年齢でなかなかいい役がなかったので、
ミュージカルのオーディションを受けたのが始まりと話していました。

デビュー作は『華城に夢見る』という作品で、
最近は暗くて重い作品が続いていて
「明るいのに出たいな」と思った時に
『恋の駆け引きの誕生』のオーディションを受けて
出演することになったそうです。

落ち着いた感じの素敵な人でした。

作品の見どころとしては
「古典的なところと現代的なところの融合になるので
愉快に見ていただけると思います」とのこと。

タイトル通り「駆け引き」をするところが面白く、
「歴史上、おなじみの２人もこんな駆け引きをしていたのか！
というところに共感を持って見てもらえるといいな」
と語っていました。

ソンファ姫を演じるユン・チョウォンさんは
「今まで皆さんが思っているようなソンファ姫とは
まったく違うキャラクターで、もっと破壊的で破天荒。
びっくりしないでくださいね。
コメディなので、女性にも共感してもらえる
いろんな表情を研究しています」とのこと。
「コメディだけど感動して帰っていただけると思います」ということなので
楽しみです。

彼女は幼い頃に『サスケ』という、
日本で上演された作品で初舞台を踏んだそうで、
「その頃のスタッフにもぜひ、見てほしい」と言ってました。

（2013年7月23日執筆）