ドラマ解説

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強力おすすめ

タイトル 家門の栄光
韓国放送年 2008年 全54話
演出 パク・ヨンス
脚本 チョン・ジウ
出演 パク・シフ ユン・ジョンヒ チョン・ノミン キム・ソンミン イ・ヒョンジン

【 ドラマ紹介 】

『家門の栄光』は、伝統と家門を守り続ける宗家の孫たち3兄弟を中心に、波乱の愛と家族のあるべき姿を、時にコミカルに、時にシリアスに見せていく感動の名作で、個人的に大ハマりしたドラマです。

このドラマの最大の見所は、宗家の孫娘と成金息子の波乱含みの愛の物語。心に傷を持つ、古風でたおやかな宗家の孫娘(ユン・ジョンヒ)と成金で冷血な企業ハンター、イ・ガンソク(パク・シフ)が家系図を巡って対立し、やがてある事情から偽装恋愛をすることになり、本当の恋に落ちていく過程は、緊張感と切なさと萌え感が入り混じり、もう目が離せません。個人的に、愛なんて…と軽んじていた仕事のできる男が愛に出会って自分と必死で戦わなければならないほどのめりこんでしまう、というパターンが好きなので、まさにこのドラマはツボでした。

この男、イ・ガンソクは、仕事においては不遜なくらいにそつがなくて情け容赦がない男なのに、両親にとっては孝行息子で、妹には頼りがいのある兄として優しく、適度に女遊びもしていそうでありながら、実は女には目もくれない…というような、男性の魅力をすべて詰め込んだような男です。それを実に魅力いっぱいに演じたパク・シフは、‘パク・シフの再発見’といわれて、大ブレイク。実際、その変幻自在の危険な魅力にはかなりの確率で首ったけになると思います。

このメインの愛を軸にして、2人の兄たちのそれぞれの恋物語にもじんわりとさせられ、宗家のおじいさんの話す含蓄のある一言一言に胸打たれます。

全54話という長丁場の中で、中盤までは‘萌える’シーンが多いのですが、終盤に行くにつれ、感動するセリフやエピソードが増えていきます。家門や家系図ということが大きなテーマなのですが、最終的に、家系図に記されている名前は、決して血でつながっているということに限らず、縁ある者たちのつながりなのだということや、脈々と受け継がれてきた先祖たちの営みの繰り返しがつながって自分に至るのだということの尊さと感動が伝わってきて、最終回は震えが来るほど感動させられました。

また伝統的な宗家の人たちの丁寧な暮らしぶりや考え方、冠婚葬祭の行事をきちんとみせてくれるのもこのドラマの魅力。ツンデレの愛の展開と、人に対する礼儀や、人のあるべき姿を温かく描き出し、家族の価値観を再発見させた善良さには、暖かな感動を覚えました。噛みしめながらじっくりと見てもらいたい傑作です。

 

この作品が気に入った人は

・『がんばれ!クムスン』…同じようにツンデレ愛に萌え、家族愛に感動し、最期には温かな感動が得られます。