ドラマ解説

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タイトル 愛の群像
韓国放送年 1999年 全44話(韓国オリジナル版)
演出 パク・ジョン
脚本 ノ・ヒギョン
出演 ペ・ヨンジュン キム・ヘス ユン・ソナ イ・ジェリョン イ・ナヨン

【 ドラマ紹介 】

 

『愛の群像』は、愛など信じないと言いながら、誰よりも愛を求めていた男カン・ジェホ(ペ・ヨンジュン)が、真の愛に巡り合い、苦悩しながらも精いっぱいに生き抜いた姿を描いた感動のラブストーリーです。

幼い頃、母に捨てられ、女性は野望をかなえるための道具だとしか考えていなかったジェホ。金持ちのふりをして大学に通い、同級生の社長令嬢のヒョンス(ユン・ソナ)に目をつけ彼女を誘惑し、成功するのですが、ヒョンスと家族ぐるみの仲でもある年上の臨時講師シニョン(キム・ヘス)に惹かれていき、彼は人を愛することを知ってしまうのでした。

序盤は、貧しい素性を隠してターゲットを落とそうとする野望の男ジェホの姿が描かれますが、と同時に、本当はおばの家に居候しながら妹(イ・ナヨン)を育て、カニの仲買いとして必死で働きながら大学の授業料を払う日々だというジェホが置かれている厳しい境遇も描かれ、やるせない気持ちにさせられます。そんな中でようやく見つけた愛。成功欲に取り付かれていた彼が、成功よりも、真に愛する人と共に歩む人生を選ぼうとするほどの切実な愛が展開されていくのですが、単なるターゲットのつもりだったヒョンスもまたジェホを強く愛し、この三角関係がジェホを苦しめていきます。

愛に目覚めなければ、ひょっとしたら、こんなに苦しい思いをしなかったかもしれない。それぐらい、愛を知ってからのジェホの葛藤は見る者の胸を締め付けます。
そして全てを見終わった後、ジェホの人生や愛について考え込んでしまい、しばらく立ち上がることができませんでした。

人が人に惹かれていくこと、人の優しさ、ダメだとわかっていても愛を捨てられない人間の哀しさ、そうしたすべてが語られていて、深いものが残るんですね。
社会的弱者たちの心の機微を繊細に描くことに定評があるノ・ヒギョン脚本家だけに、やるせない心の内を表すセリフの一言一言が胸にしみます。

そしてすべてを包み込むようなラストシーンが本当に素晴らしくて、思い出すだけでも涙がにじみます。個人的に名ラストシーンベスト3に入るかも。

今見ると古い感じは否めないと思いますが、古典的な名作の香り漂う、ぜひ見てもらいたい作品です。

 

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