ドラマ解説

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強力おすすめ

タイトル 善徳女王
韓国放送年 2009年 全62話
演出 パク・ホンギュン キム・グンホン
脚本 キム・ヨンヒョン パク・サンヨン
出演 イ・ヨウォン コ・ヒョンジョン オム・テウン キム・ナムギル

【 ドラマ紹介 】

『善徳女王』は、韓国の歴史上最初の女王、新羅の善徳女王を主人公に、彼女の波乱万丈な人生を描いていくドラマです。

新羅、百済、高句麗が勢力を競っていた7世紀。真平王のもとに双子の姫が誕生しますが、双子は不吉なため、生れ落ちてすぐに宮廷を離れ砂漠で育てられた妹姫のトンマン、のちの善徳女王。10数年後、運命の導きで宮廷に戻り、王女の身分を回復して、宮廷を牛耳っている女傑のミシルに対抗していきます。

このドラマは、トンマンが最初は男装して美男子たちのエリート集団‘花郎’になったりという、善徳女王になっていくまでの波乱万丈で冒険譚のような過程がスピーディーに展開されるので、それがまずハラハラドキドキで面白いですが、君主像の在り方を問うドラマでもあり、二人の女傑が国づくりや人民の統治に関してそれぞれの信念を戦わせるところが非常に面白いです。

ミシルが妖しい色香と策略を駆使して恐怖心で人心を掌握していくのに対して、トンマンは人間的な魅力や人望、リーダーシップ、同僚への愛といったもので人々を集めていきます。トンマン(善徳女王)とミシルがことあるごとにお互いの理念をぶつけ合うシーンは、そのセリフに込められた哲学にうならせられます。ミシルを演じたコ・ヒョンジョンのカリスマ演技は圧巻です。

女王を取り巻く男性陣は、オム・テウン演じる歴史に残る名将キム・ユシン。志は持っているけれど、愚直で田舎臭いまじめな青年として登場し、やがてトンマンに愛を感じていきますが、その気持ちを抑えて忠実な臣下として仕えるようになります。

もう一人が中盤から登場するキム・ナムギル演じるピダム。何を考えているのかわからない危険な冷たさと、純粋な人懐っこさとを併せ持つセクシーな荒馬のような人物として、ドラマ後半の主人公のごとく、すべての女性の心を奪う勢いで大ブレイクしました。

このドラマを見ると、つくづく統治者は孤独で悲しい立場だというもの悲しさを感じます。

 

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