ランラン１８歳 – 田代親世の韓国エンタメナビゲート

ドラマ解説

強力おすすめ

タイトル	ランラン１８歳
韓国放送年	2004年　全16話
演出	キム・ミョンウク　キム・ジョンギュ
脚本	キム・ウニ　ユン・ウンギョン
出演	イ・ドンゴン　ハン・ジヘ　ユ・ヘジョン　イ・スンジェ

【ドラマ紹介】

『ランラン１８歳』は、『パリの恋人』のイ・ドンゴンの初主演作。境遇の違う若い男女がお見合い結婚をして繰り広げていく明るく楽しいほのぼのラブコメディーです。

誰もが知っている由緒正しき名家の跡取りヒョクチュン（イ・ドンゴン）は、２８歳の保守的なエリート検事。それがなんと祖父の決めたいいなずけということで１８歳のイケイケギャルのジョンスク（ハン・ジヘ）と結婚することに。

お互いのことをよく知らないまま結婚し、そこから愛を育んでいくのですが、ヒョクチュンの方は偽装結婚のつもりですが、ジョンスクは実は彼のことが大好き。その気持ちを隠しているところにちょっぴり切なさを感じます。寝巻き姿にドキドキしちゃうとか、いまどき珍しいくらいにうぶなカップルですが、ちぐはぐな2人が、結婚してからお互いを信じ、思いやり、愛するようになって、どんどん本物の夫婦になっていきます。

『冬のソナタ』の脚本家、キム・ウニとユン・ウンギョン作家の作品で、気楽に見ながらも、明るく幸せな気持ちになれます。

面白いのは、今でも伝統と格式を重んじるヒョクチュンの実家の生活様式です。由緒正しき名家で、祖父の鶴のひと声ですべてが決まるようなお家柄。結婚式は当然のごとく伝統に則り、衣裳も昔ながらの韓服姿。その跡取りという役柄だけに、イ・ドンゴンのりりしいこと。気骨があり清廉潔白で、その上、花を背負っているような甘く麗しい姿にうっとりします。

『夏の香り』『Ｂ型の彼氏』のハン・ジヘも、はつらつとした愛らしい魅力がいっぱいで、不慣れなことばかりが続く中で、彼女が小うるさい小姑を相手にしたり、親戚の集まりで奮闘したり、大好きな旦那様のために健気にがんばる姿が愛しく感じられます。