ドラマ解説

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タイトル 京城スキャンダル
韓国放送年 2007年 全16話
演出 ハン・ジュンソ
脚本 チン・スワン
出演 カン・ジファン ハン・ジミン リュジン ハン・ゴウン

【 ドラマ紹介 】

『京城スキャンダル』は、かっこいいけど面白いというカン・ジファンの魅力が全開のドラマです。

時は1930年代。日本の殖民地下にある京城を舞台に、愛に、祖国解放に、精一杯の青春を燃やす若者たちの姿が、コミカルとシリアスを絶妙に入り組ませながら描かれていきます。

10分で落せない女はいないと豪語する京城一のプレイボーイ、カン・ジファン演じるソヌ・ワンが、超がつく堅物女、ナ・ヨギョン(ハン・ジミン)を、モダンガールにしてみせると賭けをするところから始まります。

気楽に生きていきたい男と祖国独立運動に加担しようとしている女。本来違う道を行くはずのこの2人に恋のロマンスが花開き、ソヌにとっては思ってもみない方向へと進んで行きます。この2人に深くかかわっていくのが、京城一のキーセン、チャ・ソンジュ(ハン・ゴウン)と、かつての親友ながら、今は嫌われ者の朝鮮総督府の調査員になったイ・スヒョン(リュジン)。

ワンとナギョンの、太陽の下で育むようなデコボコカップルの、明るく胸キュンの愛と、チャ・ソンジュとイ・スヒョンの、月の光の下でしか心を見せられないような、訳あり同士の哀切な愛を対比させながら、危険と隣りあわせだったあの時代の‘生きるということ’を見せてくれます。

かっこいいモダンボーイでありながら、はじけた演技で笑いを誘うカン・ジファンを始め、妖艶なキーセンを演じるハン・ゴウンや苦悩の中で生きるスヒョンを演じるリュジン、そして真っ直ぐで純粋なナギョンに扮したハン・ジミンと、キャスト陣がどの人も魅力的。

重いテーマを根底に敷きながら、青春ラブストーリーをメインに、祖国解放運動の緊張感、偽装に裏切り、そして時代の悲劇のせいでそれぞれが抱える心の痛み、そういった奥深さをスイングのリズムで明るく包み込んだような洒脱なウェルメイドドラマです。

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