ドラマ解説

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タイトル 会いたい
韓国放送年 2012~2013年 全21話
演出 イ・ジェドン パク・ジェボム
脚本 ムン・ヒジョン
出演 パク・ユチョン ユン・ウネ ユ・スンホ ヨ・ジング キム・ソヒョン

【 ドラマ紹介 】

『会いたい』は、苦い初恋の記憶を守り続ける男女が再会して繰り広げていく、切なさ全開のラブストーリーです。

大人たちによって残酷に引き裂かれてしまった初恋。その罪悪感を胸に抱き続ける男(ユチョン)と過去を忘れたい女(ユン・ウネ)。そしてそんな女と支え合うように生きてきたもう一人の男(ユ・スンホ)。

タイトルからもわかるように、「15歳の時に別れた彼女にどうしても会いたい」という主人公の思い。そんな彼に捨てられたと思っている女性の「憎いけれど憎みきれない」という複雑な思い。そして、もう一人の男の「自分から離れないでほしい」という切実な執着。3人それぞれがどうにもならない悲しさを内に秘めているという、哀切な初恋の再生物語です。

途中で、ある殺人事件が起き、「誰がその犯人か?」という謎にも引っぱられます。『私の心が聞こえる?』の脚本家だけあって、スヨンの母を中心に血のつながっていない家族が誕生していくのもじんわりとした温かさを与えます。

作品ごとに多彩な演技分けをしてきたユチョンが、今回はまた全然違った魅力を発揮。‘イカレタうさぎ’とあだ名が付いている、感情の起伏が激しく、荒っぽい刑事役に挑み、感情ほとばしるような熱い男を繊細に演じています。情に厚くて明るいけれど、初恋の女性のことになると全身から哀愁が漂ってしまう青年。彼女のことを忘れられない切なさいっぱいの演技、人好きのする青年の人懐こさ、好きな人に気持ちが通じた時の可愛さなど、多様な表情が魅力的です。

ヒロインのユン・ウネは、ミステリアスで、いつも何かに怯えているようで、終始、目を潤ませた感性たっぷりの演技が評価されて、株を上げました。そんな彼女を見守る役どころのユ・スンホは、常に冷めたまなざしを周囲に投げかけるような複雑な心理の持ち主。スヨンを失うのではないかと常に不安に怯えていて、時に嫉妬に苦しみ、寂しく自嘲気味にニヒルな笑顔を見せます。後半は感情を爆発させ、どんどんと暴走していく演技に凄みがありました。感傷的なセリフと涙で感性を刺激する作品です。

 

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・なさぬ仲の家族の話にじんわりしたいなら
…『私の心が聞こえる?

・忘れえぬ初恋を描いた作品なら
…『冬のソナタ』『太陽を抱く月』『愛するウンドン』など