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パク・チュンフン

※2000年6月発行「韓国エンターテイメント三昧」(芳賀書店)より

香港にチャウ・シンチーがいるなら、韓国にはこの人、パク・チュンフンがいる。韓国映画の傾向がメロドラマ一辺倒になるまではハン・ソッキュ、チェ・ミンスと並んで韓国映画界のビッグ3と呼ばれていた。コメディー演技で大人気となったが、コメディー以外でもその存在感、演技力はきらきら光る。だいたい顔がえびす顔で、まじめな表情をしていてもどこか面白いのだ。チェ・ジンシルと新婚夫婦を演じた『私の愛、私の花嫁』の後、アメリカへ留学し、ニューヨーク芸術教育大学院を卒業。

帰国後最初の作品『トゥーカップス』は警察学校を主席で出たまじめな警察官役で、アン・ソンギと絶妙のコミック演技を披露した。映画も大ヒットで、これ以降は「全てのシナリオはハン・ソッキュとパク・チュンフンの目を通る」と噂が立つほどオファーが殺到しパク・チュンフン色の濃いコメディー映画が続々作られるようになった。97年には『アメリカンドラゴン』で韓国人俳優として初めてハリウッドに進出、しかしその後1年間充電期間として日本で語学研修するなど勉強意欲が旺盛な人である。休養明けの99年には『情け容赦なし』で個性の強いベテラン刑事を務め上げ、さすがとの評価を得た。