コラム・取材レポ

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シン・ウンギョン

※2001年4月発行「韓国エンターテイメント三昧vol.2」(芳賀書店)より

意志の強そうな顔で、ちと恐い。ぱしっとしかられてしまいそうなイメージがある。

そのムードのせいか、最近はホラー映画への出演が目立つ。日本との競作となった『リング』では、松嶋菜々子のやった女性記者役。松嶋菜々子とは対照的に無愛想なクールさで、表情なんか、貞子よりも恐かった。『ミステリー・オブ・ザ・キューブ』でも記者役をやっており、あまり表情を表に出さなそうなポーカーフェイスが冷静さを要する記者役に合うのかも知れない。ドラマ『ファイナルジャンプ』に出ていた頃はバスケ部のマネージャー的存在で、さばさばとした性格ながらもメンバーを励ましと細やかな女らしさを出すという好感度の高い役。映画『若い男』でも、色気はないが、ませた若いお姉ちゃん的な感じだったのが、いつの間にか洗練された大人の女性になった。無免許運転で人身事故を起こしてしまい一時芸能活動を休んでいたが、その裁判で法廷に立つ姿を見たイム・グォンテク監督から声がかかり『娼』に抜擢されたという。ほんとに女優は生き様すべてが役につながる。この『娼』では娼婦となった女の悲哀を体当たりで演じきり、青龍賞で主演女優賞を獲得し、興行的にもヒットに恵まれた。