コラム・取材レポ・ブログ

コラム・取材レポ一覧に戻る

キム・ヨングァン

※2013年4月号「私の時間」(ヒロ・コミュニケーションズ)より

『ラブレイン』で、ユナ演じるヒロインを巡ってチャン・グンソクとライバルとなる御曹司を演じて注目されたキム・ヨングァン。モデル出身だけにひときわ高い187センチの長身と肩幅の広いスタイルの良さについつい目が奪われてしまう魅力ある若手スターだ。『ラブレイン』では存在を知らせるに留まっていたが、『僕らのイケメン青果店』では甘えん坊のマザコン坊ちゃんをチャーミングに演じて大いに魅力を発揮してファンを増やした。そんな彼がこの2月に日本で初めてのファンミーティングを開いた。歌から始まったのだが、力いっぱい必死で歌っていて、また緊張していたからか、トップモデル出身なのにステージ上でほぼ棒立ちな感じがとっても初々しかった。また大きな体をペコリと折り曲げながらお辞儀をしたり、ファンと握手するときには手の汗をズボンでゴシゴシ拭いたりして、事ほどさように気取りがなく、無防備なほど飾らないのだ。

彼は2006年にモデルでデビューしてから一躍トップモデルになり、東洋人として初めてディオール・オムのショーモデルに起用されるなど、世界の舞台で活躍してきた。そんな彼が、2008年に『彼らが生きる世界』から演技も始めることになったが、俳優としては小さな役からスタートし、一つづつ経験を積み上げていった。「モデル時代はとても順調で、周りの人達があれやこれやと僕の面倒をみて盛り上げてくれたけど、俳優に転向してからは、ドラマの現場では誰も僕のことを知らなくて放っておかれる状態だった。でもそういう経験が身になっていると思う」と語っていた。

一番印象的だったのは、最後にファンへの感謝の手紙を読んだ時、感極まって言葉が詰まってしまったこと。その後も涙が止まらなくなってしまい、なんとタオルで顔を拭いていた。海外のファンが自分のために集まってくれて思っていた以上に温かく迎えてくれたことに感動したのだという。実に素直というか、純粋でウブな感じに大好感。‘素敵’と言うよりも‘可愛い~’という表現がピッタリ来る人だった。