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キム・ヒョンジュ

※2001年4月発行「韓国エンターテイメント三昧vol.2」(芳賀書店)より

『クリスマスに雪が降れば』『カラ』など、2本の映画でのいじらしい女性役が印象深い。

2作品とも一人の男性を秘かに思い続ける役どころで、少女漫画のような雰囲気である。映画では最初画面に出てきたときはそんなに美人には見えないのに、物語が進むにつれてどんどんきれいに見えてくるから不思議だ。原田知世、水野真紀を彷彿とさせる透明感の持ち主で、時折見せる表情がはっとするほど魅力的である。ものすごい美人というわけでなく、押しが強いわけでもない、普通の女の子という感じが、映画を見た女の子たちに「きっと私も…」という希望を抱かせるのにちょうどいいのだろう。日本でいうと和久井映見の役どころである。

キム・ヒョンジュは1996年、高校3年の時雑誌の専属モデルに応募したものの落選。しかし、表紙モデルではないが、ヘアーメークのコーナーのモデルをしてみないかと声がかかり、芸能界への足がかりをつかんだ。そして金賢哲のミュージックビデオでバレリーナの役を演じるチャンスを得る。本格的ドラマデビューは97年の『私が住む理由』で、ようやく夢見ていた女優業に進むことになった。数々の番組でMCを務め、親しみやすい安らぎを与えてくれそうな笑顔は好感度が高く、CFへの出演も多い。99年の『日射しの中へ』では、貧しいながらも芯が強い母性的女性を演じている。

ものすごい努力家でも知られ、できないところは完璧にできるようになるまで100回でも練習するのだそう。「練習虫」というあだ名が付いているがんばり屋さんなのだ。