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『王は愛する』撮影現場リポート③ ヒロイン、ワン・サン役のユナ インタビュー 

 

寒さのため、鼻の頭を少し赤くしながらインタビュー場所に入ってきたユナ。役柄的に男勝りの格好で薄化粧なのですが、それが返って、すっきりとした可愛いさのある美しさを際立たせていました。

――「王は愛する」に出演した理由についてお聞かせください

ウォン、サン、リンの三角関係に興味を持ちましたし、サンのキャラクターがとても気に入りました。時代劇は演じるのが難しいと思っていましたが、この作品ならぜひチャレンジしてみたいと思いました。中国でも時代劇に出演しましたが、特にこれといった違いはあまりありませんね。時代劇特有のセリフなどもそれほどでもないので、まだ大きな壁にはぶつかっていません。

――サンは仮想の人物。台本をもらったときの印象は? また、監督や作家と自身のキャラクターについてどんな話をされましたか?

今まで演じてきた役の中では一番サバサバした感じの役ですね。男装までとはいきませんが、サッパリして男っぽく、とても気に入っています。脚本家先生からは「そのままやればいい」といってくださり、楽な気持ちで演技できますし、監督からも、「何かをやろうと思わずやりたいようにありのままを演じてくれ」と言われました。ですので、とても演技しやすいですね。監督にはとても感謝しています。

――サンは2人の男性を悲劇に導くヒロインですが、その魅力はどこにあると思いますか?

サンは心に傷を負う少女ですが、しっかりとたくましく生きようとします。逆にそれが人を惹きつけるのではないかなと思います。強い意志を持ちながらもふとした瞬間に見せる弱さのギャップが、男性から見たら助けてあげたくなるのではと思います。

 

――イム・シワンさんに対する印象は?一緒に演技をしていかがでしたか?

真面目でおとなしい感じ?そんな人だと思ってました。もちろんそんな部分もありましたけど、意外にもユーモアがあって、とても情熱的な面が強くて、演技するときも分析力や集中力が人より長けているなと感じました。

シワンさんがウォンの役に決まったと聞いた瞬間、まさにピッタリだなと感じましたね。一見ソフトに見えるシワンさんですが、感情を露わにするウォンが嵌り役になるのだろうとその時、直感しました。

シワンさんの第一印象は、周りの人をとても大事にする方だなと。そして何より男らしい方ですね。

周りに対する気配りができ、場を盛り上げたり、心地よい雰囲気づくりができる人です。

待ち時間にもよく話しかけてくれますし、私だけでなくキャストの男性陣ともよく話しているのを見かけます。リーダー的な存在で周りを引っ張ってくれるみたいです。同年代の男性とは一味違う感じがしますね。演技は私がいうまでもなくお上手なので…(笑)。

 

――ホン・ジョンヒョンさんの印象は?

これまで何回か挨拶を交わすくらいで、ジョンヒョンさんはおとなしく人見知りだと聞いていました。でもいざ会ってみたらそこまでではなかったです。ユーモアもあって、私たちはすぐに打ち解けました。リンのキャストがジョンヒョンさんになったと聞いたときもピンときましたね。会ってみて思ったことは、とても繊細で思いやりのある方です。なので、この配役はしっくりきましたし、リンはまさにジョンヒョンさんそのものだと思いました。

 

――撮影が始まり間もないですが、ドラマで自分のアイデアを出した部分はありますか?

特別に何かを提案したことはありませんが、脚本家先生とはたくさん話しました。髪形や衣装などはお互い意見を言い合ったりしました。私が敢えて何かを説明しなくても作家先生は私のことをすべてをわかってくれているみたいで、ありがたいです。私も信頼しているので、脚本家先生が書かれたとおりに演じるのが良いと思っています。

――映画『共助』のキム・ソンフン監督が「発音がとてもよく、緊張しない女優」と称賛しました。女優としてカメラの前で緊張したことは?

そんなことはありません。私も撮影するときは緊張します。けれど今作ほど緊張したことは、多分今までなかったのではないかと思います。撮影前に緊張しすぎてセリフを間違えたことも。これほどNGが多い作品もなかったのではないかと思うほどです。その理由はわかりませんね。うまく演じようと思ってのNGではないと思います。時代劇だから緊張しているというのでもなさそうだし……、あとで理由がわかったら、「このせいでした!」と連絡しますよ(笑)

 

――脚本家先生が「自分がどう映っているか意識せずに演技に一生懸命に没頭する姿勢が良い」とほめてました。

本当ですか、嬉しいです。きれいに映りたいという意識はなくなったんです。少女時代として歌を歌っているときは、カメラにどう映るか、可愛く見えるためにはどうすべきかを周りから求められることが多かったので気を遣っていた部分もありましたが、それでもまわりが思うほど私は意識していませんでした。

――どう撮られてもきれいですしね。

いえいえ、そうではなくて(笑)。そう意識し始めたのもつい最近ですね。最近撮影した『THE K2』『共助』の影響が少なからずあるかと思います。少女時代のユナではなく女優としてのユナの時は、可愛らしさやカメラ映りを意識せず、違う面を見せようとしています。結果、へたに意識するよりも綺麗に映っていると周りから言われます。

――監督が、ユナさんは周りとよく打ち解けていていいとおっしゃっていましたよ。

うーん。意外と私に対する固定観念ってあるんですね~(笑)。

――私はそんな人ではないのに~って?

はい(笑)

 

シワンだけでなく、ユナも寒さは大の苦手のようで…

――撮影で苦労しているところは?

私、とても寒がりなんです。冬は外にはなるべく出ないようにするほどなのい、今年の冬は格別に寒いので大変ですね。今よりほんの少しでも暖かければ今よりもっといい演技ができるはずなのに……。だから少し残念ですね、この寒さは。

寒さ対策として防寒の衣類を着こんでいます。衣装が韓服のパジ(ズボン)なのでまだマシですが…(笑)。今後、女性っぽくなり衣装が変更になったら…。どうしようかと悩んでいます。

――日本の好きな場所、食べ物など記憶に残っているエピソードを教えてください。

日本はとても気に入っています。偶然なんですが、今日、“日本にいきたいなー”と周りと話していたんです。東京には何度か行きました。コンサートツアーで全国を何か所か回ったのですが、どこへ行っても食べ物がとても美味しく、雰囲気が良く居心地がいいですね。

――好きな日本の食べ物は?

とっても多いんです~。日本のカツサンド、クレープ、ヤキニクが好きですね。

――日本式の焼き肉ですか?

はい。名古屋に行けばひつまぶし、東京ではデザート類をたくさん食べます。パンとかも。

――ダイエットはしないんですか?

はい。食べたいものを食べます(笑)

――今後、女優としてこうなりたいなという目標は?

私としては、より真実味のある演技をしたいです。視聴者にとって不自然に映らない演技ですね。そのキャラクターになり切って一緒に笑ったり泣いたりできる演技ができるようになりたいです。

 

共演者たちから、意外にもさっぱりした性格でとてもやりやすいと言われているだけあって、インタビューでも構えることもなく気さくに答えてくれたユナ。劇中では二人の男性を翻弄することになりそうで、どんなファム・ファタールぶりを見せてくれるのか楽しみです。

続きは

『王は愛する』撮影現場リポート④ワン・リン役のホン・ジョンヒョン インタビュー

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2017.2.21 執筆

※衛星劇場で8月1話先行プレミア放送。9月より本格放送スタート!
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