映画解説

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強力おすすめ

タイトル 大統領の理髪師
韓国公開年 2004年
出演者 ソン・ガンホ ムン・ソリ イ・ジェウン リュ・スンス
監督 イム・チャンサン

【 映画紹介 】

パク・チョンヒ大統領が君臨する1960年代~70年代の韓国の激動期を、大統領の専属の理髪師として働いた、ごく平凡な、庶民の理髪師の目を通して描いたヒューマン・コメディーです。

大統領官邸がある町に住んでいるという自負から、国のやることは何でも正しいと信じて疑わない、純朴な理髪師のソン・ハンモ(ソン・ガンホ)。周りに促されるままに不正選挙を手伝ったり、よくわからないまま四捨五入と言う言葉を使ったりと、政治的に無知な庶民の彼が、ひょんな事からパク・チョンヒ大統領(チョ・ヨンジン)の理髪師を務める事になります。

革命、ベトナム戦争派兵、北朝鮮ゲリラの大統領官邸襲撃、大統領暗殺など、歴史上実際に起こった深刻な出来事を描き出しながらも、ソン・ガンホやムン・ソリらがかもし出す演技の妙味で、くすくすと笑いながら、時代の波に振り回されていく庶民の哀歓が伝わってきます。どこかコミカルで、ファンタジックな色合いで包まれた作品です。

韓国映画界の看板スターソン・ガンホと、『オアシス』でベネチア映画祭で新人女優賞を受賞し、演技派女優の名を確固たるものにしているムン・ソリの共演で、理髪店で働く若者に、『冬のソナタ』のリュ・スンス、子役にイ・ジェウンが扮しています。

tashiro

韓国にとって暗く、重苦しい時代だったといわれる60~70年代は、政治的にも不条理な事がまかり通っていた時代ですが、主演のソン・ガンホ曰く、「そんな時代を描いているにもかかわらず、こんなに美しく表現した映画はこれまでになかった。だからこそ、胸が締め付けられるような感動があると思う」と語っています。子供の目線で語っていく手法と、寓話的な話を差し入れたことが大きな効果を上げていました。