映画解説

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タイトル カン・チョルジュン 公共の敵1-1
韓国公開年 2008年
出演者 ソル・ギョング チョン・ジェヨン カン・シニル イ・ミンシク ユ・ヘジン キム・ナムギル イ・ミンホ
監督 カン・ウソク

【 映画紹介 】

『カン・チョルジュン 公共の敵1-1』は、カン・チョルジュンという名の刑事が活躍する大ヒットシリーズの第3弾、コメディ色の強いクライムサスペンスです。

『公共の敵』シリーズは、その時代を代弁する公共の敵とその敵に対抗し自分なりの方法で正義を貫いていくカン・チョルジュンの痛快な対決を描いて多くの観客にカタルシスを与えました。

2002年の第1弾が観客動員が300万人、2005年の第2弾では主人公のカン・チョルジュンを刑事から検事に設定を変えて400万人近くを動員し、ソル・ギョングが演じるカン・チョルジュンは韓国映画界最高のキャラクターとして愛されています。

少々のワイロは受け取っても社会悪は許せない型破りな刑事。ひとたび怪しいとにらんだら食らいついて放さず、執拗に容疑者の前に顔をだして容疑者をいらだたせるカン・チョルジュン。本作品は、その第一弾のアウトローで型破りな刑事像を再び登場させ、時間的にも第一弾から5年後というその後の刑事カン・チョルジュンの姿が描かれています。

『シルミド』『黒く濁る村』など、韓国のスピルバーグとも称されるヒットメーカーのカン・ウソク監督の作品で、脚本を、自身も人気監督のチャン・ジン監督が書いているという、まさに最強タッグが実現しました。コメディーに定評のあるチャン・ジン監督の脚本だけに、凶悪犯を追い詰める刑事ものでありながら、クスリクスリと笑いが起こる痛快な娯楽作になっています。カン・ウソク監督は、百想芸術大賞でこの作品で映画部門の大賞を受賞しました。

主人公カン・チョルジュンを演じるソル・ギョングはもちろんのこと、刑事仲間のカン・シニル、キム・ジョンハクに加え、イ・ムンシクにユ・へジンといった第一弾からおなじみの個性派メンバーがそっくり顔をそろえていて、第一弾のファンにはたまりません。

そして今回、表向きは企業家でその実はヤクザという公共の敵を演じているのはチョン・ジェヨン。いつもいい人やヒューマニティーあふれる役を演じることの多い人だけに、悪役ぶりは意外で新鮮です。

また助演の若手俳優陣に大注目です。『赤と黒』のキム・ナムギルが不気味な存在感で登場していますし、今やアジアの大スター、イ・ミンホが、まだ『花より男子』に出演する前に出た映画で、登場部分はそれほど多くはないですが、高校生役でハードな場面を演じて鮮烈な印象を残しています。

tashiro

よく続編は前作を超えられないといいますが、この『公共の敵』シリーズは、1作目が116万人余り、2作目が391万人余り、そして3作目の本作『カン・チョルジュン~』の観客動員が430万人と、回を重ねるごとに観客を増やしました。
その後シナリオを公募して、それをもとにシリーズ4作目を作るとの報道もあって、ソル・ギョングはもちろん、上司役のカン・シニルらもまた登板することになっていたようですが、その後消息を聞かないので立ち消えてしまったのかなと思います。勧善懲悪のスカッとする、作れば当たるシリーズなので、またいつの日か制作される日が来るかもしれませんね。