僕の彼女を紹介します – 田代親世の韓国エンタメナビゲート

映画解説

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タイトル	僕の彼女を紹介します
韓国公開年	2004年
出演者	チョン・ジヒョン　チャン・ヒョク　キム・テウク　オ・ジョンセ
監督	クァク・チェヨン

【映画紹介】

『僕の彼女を紹介します』は、婦人警官と純朴な高校教師とが織りなす、笑って泣けるラブストーリーです。

正義感にあふれるものの、思い込みが強すぎるのがたまにキズのキュートな婦人警官ギョンジン（チョン・ジヒョン）は、ある日ひったくりの犯人と間違えて善良な高校教師のミョンウ（チャン・ヒョク）を誤認逮捕してしまいます。そんなとんでもない出会いを経て、恋に落ちていく２人。思わず周囲を微笑みに変えてしまうような幸せな恋でしたが、ある出来事によって急展開を迎えてしまうのでした。

『猟奇的な彼女』の名コンビ、クァク・チェヨン監督とチョン・ジヒョンが再びタッグを組み、たとえ身体は離れても相手を想う強い気持ちに心揺さぶられる作品を生み出しました。『四月の雪』『私の頭の中の消しゴム』に抜かれるまでは、日本における韓国映画の興行成績ナンバーワンの記録を打ち立てた作品でした。

共演は『火山高』『日差しに向かって』などのチャン・ヒョク。破天荒な彼女を優しく包み込み、奇跡のような愛を見せてくれます。

チョン・ウソンが指名手配犯の写真で登場したり、キム・スロや、クァク・チェヨン監督の前作『ラブストーリー』や『猟奇的』で見出されたイ・ギウといった俳優たちがカメオ出演しています。

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『猟奇的な彼女』のファンにとってはラストはサプライズプレゼントでしたね。この作品は、ヒロインを演じたチョン・ジヒョンが普段コマーシャルしている商品や場面があたかもセルフパロディーのように随所に盛り込まれていて、韓国ではチョン・ジヒョンのチョン・ジヒョンによる、チョン・ジヒョンのための作品と揶揄されましたが、かえって外国の観客にはそうした意識なく見ることが出来てよかったようです。
オープニングと中盤にソウルの夜景を上空から映し出す場面が出てきますが、実はソウルのほとんどの地域が国家保安上、飛行禁止区域に指定されているので、ヘリコプターなどの離陸許可が制限されているんですが、この作品がアジアの広い地域で同時公開されるトップスターの作品という広報効果を考慮して、韓国映画として始めてソウル上空での夜景撮影が実現しました。