映画解説

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タイトル 盗られてたまるか
韓国公開年 2002年
出演者 パク・サンミョン ソ・ジソブ ソン・ソンミ
監督 イム・ギョンス

【 映画紹介 】

『盗られてたまるか』は、盗みが趣味のカリスマゲームプログラマーと、彼に必死に立ち向かう小心者の一家のあるじとの対決を描くコメディーです。

韓国最高のゲームプログラマーとして脚光を浴びている人生の成功者、チェ・ガンジョ(ソ・ジソブ)。そんな彼の趣味は他人の家に忍び込んで盗みを働くこと。そんな彼が目をつけたのが野原の真ん中に立つ豪邸でした。

そこに住んでいたのは体は大きいけれど小心者の、いかにも人畜無害といった感じの公務員サンテ(パク・サンミョン)と味音痴の妻(ソン・ソンミ)、そして可愛い子供たち。この家にある日ガンジョが泥棒に入ったことで、サンテ一家の平和な日々は一変します。

サンテは家族から頼られる大黒柱であろうと、プライドをかけて、あの手この手で防御策を講じるのでした。果たしてサンテは泥棒から家を守りきることが出来るのでしょうか。

どんどんエスカレートしていく対決が笑えますが、それでも家族のために必死で家を守ろうとするお父さんの努力が涙ぐましい作品です。

これは日本で94年に明石家さんまと武田鉄矢主演で映画化された『とられてたまるか!?』のリメイクです。

主演は『花嫁はギャングスター』などのパク・サンミョンと、これが映画デビューとなるソ・ジソブで、ソ・ジソブは『ミッションインポシブル』のトム・クルーズを髣髴とさせるスタイリッシュな泥棒に扮し、アクションも自らこなしています。そして味音痴の妻には『菊花の香り~世界で一番愛された人』のソン・ソンミが扮しています。

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ソ・ジソブの役どころがゲームプログラマーということで世間の脚光を浴びていましたが、そのゲーム会社の一員として何度兆戦しても負けてしまう役で特別出演していたのが、実際に当時の韓国でトップの実力を誇る人気プロゲーマーのイム・ヨファンでした。韓国ではゲームをすることで生計を立てているプロゲーマーは芸能人並みの人気があり、彼の映画への出演も話題になりました。