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『ハムレット:アライブ』観劇

 

『ハムレット:アライブ』の11月の開幕後すぐに
コ・ウンソンとホン・グァンホの
両バージョンのハムレットで見ました。

 

この『ハムレット:アライブ』は、
これまで韓国で上演されてきた『ハムレット』とは別バージョン。

 

夏にアイドルたちの主演で上演された『ハムレット』は
チェコで製作されたライセンス作品で、
演出は、韓国で『エリザベート』や『ファントム』
『レベッカ』『モンテクリスト』などの
EMKが制作する大劇場作品を数々演出しているロバート・ヨハンソン。

2007年に韓国で初演されて
何度か上演されて今年は6年ぶりの再演となったものです。

 

それだけにスピード感、パンチ力、幻想的な派手な映像使いなど、
韓国人が好きな要素が詰まった作品でした。

 

それとは違って、今回の『ハムレット:アライブ』は
韓国で新しく制作されたオリジナルミュージカルです。

 

演出がエイドリアン・オズモンド。

彼は韓国で、
パク・ヒョシンが出演した2014年の『モーツァルト』や
2007年の初演の時の『スウィニー・トッド』
そして2012年の初演の『バンジージャンプする』などの演出をしています。

 

作曲は韓国の方。
それまでは演劇作品の作曲をしていたキム・ギョンユク氏です。

 

内容はまんま『ハムレット』なのですが、
原作はデンマークで起こる物語のところを、
このミュージカルでは仮想の都市を舞台にして
古典っぽさを排除しています。

衣装など全体にモダンで、シックでシャープ、
かつシンプルな舞台セットです。

柱がたくさんでそこから光が漏れてくるような
照明使いがとても印象的でインパクトがあります。

 

まず見たのはコ・ウンソンバージョン。
コ・ウンソンは優男の甘さがあってかっこいい〜、
でもまだ全体に熱量が低めで薄口に感じてしまいました。

歌は前に『ウィキッド』で見た時よりも格段に上手くなっていました。
好きな顔なのですが、表情演技が薄いのかな?
ロングジャケットの立ち姿は素敵なのですけどね。

しかし、カーテンコールの最後にようやくほっとしたのか
涼やかな眼差しで笑みをこぼしたのに、心つかまれました(笑)

 

この日は彼にとっての2回目の公演でしたから
まだ表情が固いのも致し方ないですね。

続いて観たホン・グァンホは台詞も演技も切り込み方がいい。
切れがあって、ささやき声からパンチのあるボイスまで
多種多彩な歌声が出せるので、
もう「一人でドラマチック!」って感じです。

また、このハムレットという役が、
絶望的な悲しみから憎しみ、
激高したり、企みを秘めて素知らぬ風を装ったりと
様々な顔を見せる役どころなので、
彼の持つ多様さがさらに生きる感じです。

一つのシーン、一つの歌の中で
劇的な盛り上がりが表現されて
見ている方もテンションが上がります。

感情移入もバッチリだし、激しい歌、柔らかい歌、
強弱硬軟自由自在でやっぱり素晴らしい!!!

 

次は12月24日に見ましたが、やはり3回目でハマりました!
最近は2回じゃなくて3回目でようやくハマるパターンが多いです(^-^;

曲が耳になじんでくると、
私の好きなメロディーラインの曲の数々でして。
もっと早く気づけよってな感じですが(^-^;。

ミュージカルは予習が大事!

と人さまには言っておきながら、
最近は見に行く前に時間が無くて予習せずに見ることが多く、
でも好きな俳優が出ているものは何回か見る予定なので
見ながら予習復習していこうと思って
最初はあまり情報が無くて見ることが増えてました。

となるといろいろ理解ができて

曲も入って面白く感じるようになるには
3回かかるんですよね。

 

というわけで、3回目です。

ホン・グァンホが相変わらず素晴らしくて、
ドラマチックな歌声と演技に心わしづかみです。
見ているあいだじゅう、彼の醸し出す
天から贈られた声音の響きの心地よさに酔いしれました。

 

この日はヤン・ジュンモさんのクローディアスで、
ジュンモさんの堂々たる腹黒っぷりも素敵!

このクローディアスという役も表向きは善良を装いながら
裏では兄を毒殺し、ハムレットをも殺そうと企む二面性のある役なので
しどころが多く、ハムレットとのデュエットシーンなどの
聞きどころもたまりません~。

またキム・ソニョンさんの少しかすれたスパイシーボイスが
女王の悲哀を醸し出していて

このトリオは聞き応えたっぷりで大満足でした!

 

これ、予習には『ハムレット』の映画を見ていけば
ストーリーは大丈夫です。

私は1990年版のフランコ・ゼフィレッリ監督版を見ました。
なんとメル・ギブソンがハムレットでした

 

でも映画まで見ずともウィキペディアで
物語のあらすじを読んでいくだけでも大丈夫かも。

見せ方が現代的になっているだけで
まんま『ハムレット』ですから。

「尼寺へ行け~」とか「生きるべきか死ぬべきか~」

という有名なフレーズもセリフや歌で出てきます。

 

1月19日に
私の解説付きのミュージカルツアーで見るのは

『ハムレット:アライブ』の

ここで熱くご紹介した
ホン・グァンホ、ヤン・ジュンモさんバージョンです!

女王はムン・ヘウォンさん。
彼女の女王もとても良かったですよ。

 

ミュージカルツアーの詳細はこちら
現地合流プランもあります!

 

 

 

2017年12月29日執筆